相模原なるほど学校クイズ【5】

毎回、「なるほど」というより、「えっ!?」と驚いてしまう相模原なるほど学校クイズ、今回で出題者の先生が一巡です。


出題者自己紹介

小学校教員「ミィ」です。趣味はクラリネットを吹くことです。


 Q. 授業時間の不足を補うために、相模原市の小学校で行っていることは何でしょう。

 ①土曜日の授業実施
 ②朝学習の時間を授業に充てる
 ③行事の精選(取り止めや縮小)

答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え ②朝学習の時間を授業に充てる

   ③行事の精選(取り止めや縮小)

解説:外国語活動や情報教育など、授業時数はもちろんのこと、時数にカウントされていないことも含めて、年間で行わなければならない学習が近年ますます増加しています。そのため、朝の時間や休み時間の一部を授業時間にあてる学校が増えています。朝や昼に学習タイムを入れる場合は、15分×3回=45分として時数にカウントされています。

また、コロナの影響も重なって、音楽会や学芸会などの行事も縮小、取りやめがなされている学校が多くあります。教員も子どもたちもやる事に追われて毎日余裕がありません。もっと子どもたちと楽しめる活動や、時にはみんなで遊ぶ時間を持てるようにしたいです。


教員ではなく、ただの保護者である私、この解説を読んで今回もまた驚いてしまいました。

特にコロナをきっかけに行事が減っているのは実感していましたが、朝の時間や休み時間までも授業の時間とされているとは知りませんでした。その短い時間で行う学習のことを「モジュール学習」と言うそうです。

いくつかの学校の日課表を確認してみたところ、朝学習の時間に「モジュール」と記されている学校も。

「学習効率を上げること」が目的のモジュール学習ならいいのですが、「時間が足りない」「授業数をこなすため」という理由での導入だとしたら残念に思います。そもそも、日課に入れられないくらいの授業数が必要ということにも驚きです。

行事も、手の込んだ派手なものを実施する必要はないと思いますが、子どもたちの体験の機会が減っていることを残念に感じています。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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