相模原なるほど学校クイズ【40】

車通勤をする場合、駐車場代を誰が負担するのか、企業によって違うと思います。

相模原市の小中学校の先生方はどうやら駐車場代を支払っているとのこと。

その駐車場代について、サッカー大好きさん、しろいゆきさん他、元教員の皆さんも含めた複数のメンバーからの情報を得て、なんと今回私が初めて問題を作ってしまいました。


 Q.相模原市の公立小中学校の教職員が車で通勤する場合、駐車料金を支払っていますが、その料金設定はどのようになっているでしょう。

① 区ごとで違う

② 勤務地までの距離によって違う

③ 市内一律料金


答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:① 区ごとで違う

解説:先生が車で通勤する場合、駐車場代は区ごとで定められています。

緑区が一番安く、中央区、南区と順に500円ずつ高くなります。


駐車場代が有料になったのは、今から13〜14年ほど前ではないかとのこと。その前までは基本的には無料でしたが、学校敷地内の駐車スペースが足りない場合は校外の駐車場を借り、車通勤をしている先生全員で割って駐車場管理者に支払っていたそうです。

南区や中央区は比較的公共交通機関で行ける学校が多いかと思いますが、緑区には車なしでは行きづらい学校もあります。その学校へ出張などで行く日には普段車通勤ではない先生も車で通勤することがあるようですが、その場合は1回分の駐車料金を支払うそうです。

区ごとで駐車料金が違うのは、交通不便地域への配慮でもあるのかな、と思いましたが、「車がないと行けない学校に勤務するのであれば駐車場代は無料でもいいのでは?」という意見も。


また、車の有無は勤務校の異動時の考慮材料の一つにはなりうるそうですが、逆にいうと、本当は自転車で行ける南区に勤務希望なのに車があるという理由で緑区勤務にされてしまう、なんてことも起こるのかな?なんて疑問も持ちました。


そして、この駐車料金最大の疑問は支払った駐車場代の行方。一体何に使われているのか、先生方も知らないそうです。

そこで、市議会の会議録を調べてみました。

2016年3月の市民文教委員会、江成委員の質問。

駐車料金で8000万円の収入!それが「教育全般」に活用されているとのこと。でも具体的には示されていない。答弁の通り、しっかりと教育現場に反映されていると信じたいです。


相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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