相模原なるほど学校クイズ【56】

スポーツの秋。

毎週のように各学校で運動会が行われていますね。

今週は、相模原市立小学校全校を対象として毎年行われている連合運動会についてのクイズをサッカー大好きさんが作ってくれました。


 Q.相模原市の6年生は10月に「連合運動会」というギオンスタジアムで行われる全市の6年生が集まって行う運動会に参加します。全員参加しなければならない種目は何でしょう?

① リレー

② 二人三脚

③ ジャンピングエイト


答えは画像の下にあります。


《答えと解説》

答え: ③ ジャンピングエイト

解説:ジャンピングエイトは全員参加の競技で3分間で何回跳べたかを競い合います。また、昨年までは回数が多い学校が発表されていましたが、今年度から伸び率という形になったそうです。

さて、このジャンピングエイト、何のためにやって、なぜ回数を競うのでしょうか?

大縄跳びに入れない子、支援級の子など跳ぶのが苦手な子はどうするのでしょう?

「選抜でやった」というところや「跳べない子どもは跳ばない」などの声を聞いています。それで数を競ってどうするのでしょう?クラスの団結力は本当に高まるのでしょうか?

授業をつぶしてまで練習に取り組む学校、全校で取り組む学校。苦手な子には辛い競技だと思います。

一方でもちろん、励まし合えるという声もありますが、検討がされないまま何年も続いています


「ジャンピングエイト」という競技、ご存知ですか?

YouTubeで検索して最初に出てきたのがこちらの動画です。

もしもこのクラス(チーム)に支援を必要とする子どもがいたら。。。

それを想像していただくだけで、今回の解説で記された疑問や問題について考えていただけると思います。

「ジャンピングエイト 跳べない子」で検索すると、どうしたら跳べるようになるのかの解説をしているページは見つけられましたが、そもそもジャンプをすることができない子どもたちへの配慮を記したページを見つけることはできませんでした。その子たちは初めから排除しなければならない競技だということですね。


連合運動会は一人が1競技ずつ出場し、リレーは選抜、ジャンピングエイトは全員出場となっています。

「全員」出場の競技としてジャンピングエイトが適していると言えるのか。インクルーシブの視点からも考える必要がありそうです。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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