相模原なるほど学校クイズ【78】

今やすっかり学校で使うことが当たり前になった一人一台のタブレット端末。

子どもたちのICT環境は大きく変わりましたが、先生たちは?ということで、サッカー大好きさんがクイズを作ってくれました。


 Q.今年度から先生たちのICT関係が変わります。なにが変わるでしょう?

① 校務用PCがなくなり、タブレットに一本化される

② 校務用PCのスペックが上がり、成績管理やお便りの作成等が手早くできるようになる

答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:① 校務用PCがなくなり、タブレットに一本化される

今年度から校務用PC(先生たちが仕事で使っているPC)がなくなり、タブレットになります。今までは資料作成などの仕事はPCで、授業ではタブレットを使用、と分けていたものが一本化され、教室に持ち込めなかったものが持ち込めるようになります。

一見便利になったように見えますが、賛否が分かれるところです。使い方が変わり、研修や自分たちで作り直したり、修正したりしなければならない資料がたくさんあります。また、パスワードはありますが、成績などが教室に持ち込まれることになったり、色々なものが使えなくなり、先生たちはその作業に追われることになります。これは先生たちの仕事なのでしょうか?
教育委員会から来た指導主事に聞いてみると、近隣自治体では変更していない、先生たちの負担は増えるけど、社会からの要請があるとのこと。誰が要請しているのでしょうか?今のままで困っていることはありません。タブレットに変えるための費用はどれくらいかかっているのでしょうか?

②であってくれ!と思わずにはいられない選択肢!そして、答えを見るや否や「ですよね〜」と言ってしまう市民は少なくないはず。「子育てするなら相模原」という空虚なコピーを現場の先生たちがどう受け止めているのかを想像すると、やりきれない想いになります。

現職の先生によると、今までPCで使っていたソフトがタブレットには入っていないため、そのまま移行してもレイアウトがめちゃくちゃになっていたりと、現場はかなり混乱しているそうです。

教職員用のPCは数年ごとに更新をしていると思います。その更新に合わせてPCとタブレットの一本化が進んでいるのではないかと思われます。(すみません今のところ調査不足でソースにあたれず)

しかし、教育委員会が成績情報なども入っているタブレットを教室に持ち込むことに危機感を持たないことに驚きます。相模原市では以前、このような事件もありましたから。

パスワードが設定されているからといって、個人情報が入っている機器を教室に持ち込むことには保護者としても不安を感じます。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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