相模原なるほど学校クイズ【21】


今回は私立高校生への授業料補助についてのクイズを三太郎さんが作ってくださいました。

 Q.神奈川県内私立高校の平均授業料は、45万6千円です。
  授業料補助は、年収による制限があります。
  正しい神奈川の補助は、次のどれでしょう。

①年収700万円未満の世帯まで平均授業料全額補助

②年収590万円未満の世帯まで平均授業料全額補助

③年収910万円未満の世帯まて平均授業料全額補助

※全額補助とは、平均授業料456000円でこれを超える補助は出ません。平均授業料より該当学校の授業料が低い場合、該当の学校の授業料を超える補助は出ません。


答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:①年収700万円未満の世帯まで平均授業料全額補助

解説:東京都では、年収910万円未満の家庭まで授業料平均額の45万9000円の授業料補助。子ども3人以上は一律軽減。

埼玉では、年収720万円未満の家庭まで授業料平均額の37万8000円補助

神奈川県は、他県に比べてまだまだ不十分の補助と言わざるわを得ないです。

それでも署名の力で【神奈川の多子家庭に対する補助制度】ができました。

15歳以上23歳未満の子が私立高校生含めて3人以上いる家庭は、年収800万円未満の世帯ま456000円の補助の新設です。

 授業料補助456000円も昨年より12000円増額された金額です。


年収によって補助が受けられるかどうか、補助を受けたことによって在学中にかかる授業料がどれほど違うのか、文字だけでは分かりづらいですね。私も高校生の子を持つ保護者なのですが、子は公立高校に通っているため私学の補助金については全くの無知でしたので、ちょっと調べてみたのですが、Benesseのサイトがわかりやすいように感じました。

しかしここでも存在する自治体間格差。

三太郎さんが例に挙げてくれた東京都や埼玉県に比べると神奈川県が条件が厳しいようです。それでも署名、つまり“市民の力”によって補助額が上がっているようです。現状を多くのかたが知り、考え行動することによって行政を動かせるということもわかりました。

そして、保護者の収入に影響されることなく、全ての子どもが本人の望む環境で学ぶことができたらいいのにな、と思いました。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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