相模原なるほど学校クイズ【43】

毎日暑い日が続き、心配されるのが熱中症です。

環境省が発信する「熱中症警戒アラート」を注視して、熱中症を避けるため行動することが大切です。

相模原市の学校も、子どもたちの安全を守るため、気温や熱中症アラートを見ながら学校活動を調整しています。


 Q.熱中症アラートが出たとき、相模原市の小学校がとっている対応はどれでしょうか?

①水泳の授業を増やす

②体育の授業や休み時間での運動の中止

③授業を中止して帰宅する


答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:②

解説:暑さ指数(WBGT)が31以上、気温が35℃以上の場合、運動は原則禁止になります。小学校では休み時間の外遊びや体育の運動を中止しています。

梅雨も明け、夏休みに入り、これからますます暑い日が続きます。水分をしっかりと取り、涼しい場所で過ごし、無理をしないで過ごして、暑い夏を楽しみながら乗り越えましょう!


「暑さ指数(WBGT)」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、一体どのように算出されていて、何を示す数字で、どうなるとどのくらい危険なのか、までをご存知の方は少ないのではないでしょうか。環境省のサイトに詳しい説明がありました。

暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、人間の熱バランスに影響の大きい
 気温 湿度 輻射熱
の、3つを取り入れた温度の指標です。

熱中症の危険度を判断する数値として、環境省では平成18年から暑さ指数(WBGT)の情報を提供しています。 暑さ指数(WBGT)は乾球温度計、湿球温度計、黒球温度計による計測値を使って計算されます。

環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数とは?

暑さ指数とは?暑さ指数(WBGT)の概要と指針暑さ指数はなぜ有効なのか?最高気温との違いについて暑さ指数の詳しい説明暑さ指数(WBGT)の詳細当サイトで提供する暑さ指数について算出方法と留意事項生活の場の暑さ指数算出方法と留意事項暑さ指数について学ぼうやさしい説明暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。 暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。 なお、当サイトにおいては気温との混同を避けるため、暑さ指数(WBGT)について単位の摂氏度(℃)を省略して記載しています。 上図のグラフからも暑さ指数(WBGT)が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加する様子が分かります。 ※上図のグラフは、平成17年の主要都市の救急搬送データを基に日最高WBGTと熱中症患者発生率の関係を示したものです。 画像をクリックして暑さ指数(WBGT)について学ぼう暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。 (公財)日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を下記のとおり公表しています。労働環境では世界的にはISO7243、国内ではJIS Z 8504 「WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境」として規格化されています。日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)より改編 ※3※1 28以上31未満 ※2 25以上28未満 ※3 日本生気象学会の承諾を得て、出典元の「WBGT」を「暑さ指数(WBGT)」とし、  値を気温(単位は℃)と区別しやすいように、単位のない指数として表記しています※暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(20

www.wbgt.env.go.jp

相模原市が基準にしている「31」ってすでにかなり危険な状態なんですね。ちなみに、熱中症警戒アラートが出されるのは暑さ指数が33以上になると予測された時だそうです。

予測ですから、前日に発表されます。

・・・それならいっそ学校はお休みにしてオンライン授業でも良いのでは?なんてことも思ってしまいます。だって、なるべく外出を避けるよう呼びかけているアラートなんですよ。いくら体育などでの運動はしないとはいえ、重たい荷物を背負って徒歩での登下校だけでも危険なのではないかと思うのです。

でもそうするには様々な課題もあることは理解できます。

暑さ指数の数字の意味やアラートの基準なども理解した上で、少しでも危険を回避して安全に過ごしたいですね。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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