相模原なるほど学校クイズ【51】

今年度から小学校の給食費が公会計化され、口座からの引き落としによる集金になりました。

集金の当番があったり、毎月千円札を何枚も用意していたことを思うと保護者としてもラクになったな、と感じますが、数ヶ月実施したことによって見えてきた課題もあるようです。

今回はサッカー大好きさんがクイズにしてくれました。


 Q.自校方式の小学校給食の食材の仕入れはどのように行われているでしょうか?

① 地元の業者さんから買う

② 今までつながりのあった業者さんから買う

③ 一番安い業者から買う


答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:③ 一番安い業者から買う

解説:2023年度から給食費が公会計化になり、食材購入の際の入札が学校配属の栄養士の仕事として追加されました。見積もり金額より安い業者から購入をすることになっています。

一見、安いからいいと思いがちだと思いますが、安ければいいわけではありません。

  • 地元のものが使えない
  • いい食材が使えない

など食育に関わってくる問題です。

また、栄養士さんの仕事も増え、2ヶ月前に予定を立て、入札をすることになっています。さらには、急な給食数の増にも対応できず、校外学習や外部講師への影響も出てきています。公会計化で保護者や先生のお金を集める仕事は減りましたが、本当にこれでよいのでしょうか?早い給食無償化を望みます。


どうやら、公会計化によりこれまで利用していた業者さんからの食材購入ができなくなる、などの声が上がってきているようです。

安く販売できる業者のみが生き残ることで何が起こるのか・・・。

直近では、広島県や静岡県等での給食業者の倒産による給食停止のニュースがありました。あの件も、安い入札が引き起こした事件だと思います。

給食は教材であり、子どもたちの健康と成長になくてはならないもの。経済的なことを優先的に考えた運営で子どもたちに何を学ばせることができるのでしょうか。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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