相模原なるほど学校クイズ【71】
毎年結果や自治体別ランキングが話題になる「全国学力状況調査」。
対象は小6と中3ですが、実はそれ以下の学年を対象とした調査が行われているのです。
その調査について、サッカー大好きさんがクイズにしてくれました。
Q.相模原市が4月の学力状況調査に合わせて、行っている「学びの調査」は何年生以上が対象でしょうか?
① 一年生
② 二年生
③ 三年生
④ 四年生
⑤ 五年生
答えは画像の下にあります。
《答えと解説》
答え:④ 四年生
解説:四年生から業者による学びの調査を行なっています。
相模原市教育委員会は「授業改善」のためと称して学びの調査を五年生からはじめ、今は四年生までおりてきています。テスト結果を元に形式上は学校に「対策」を取るように報告をさせているようですが、元文科大臣も言っているようにテストは学力の一部です。テストだけで本当の学力はつくのでしょうか?
授業改善は子どもたちの理解のためにあるもの。そのためには、まず先生の教材研究のための時間を増やすための時間の確保や子どもたち一人ひとりを見られるように少人数学級にすることの方が大切ではないでしょうか?
そのために教育予算を増やし、先生の確保や少人数学級などの教育のために税金を使って欲しいですね。
果たしてテストだけで授業改善はできるのでしょうか?
テストをやらされる子どもたちはどう思っているのでしょう?
まさか、学力状況テストに慣れるための学びの調査じゃないですよね?
「学びの調査」知りませんでした。
そこで早速検索してみると、谷口台小学校のブログがヒットしました。
2020年の記事に「昨年度から相模原市では5年生を対象」とあるので、始まりは5年生を対象としていたことがわかります。そして、なんとそれにも関わらず、学校独自に3年生と4年生にも受けさせていたのですね。
この調査により、他の学校と比べて学習内容がよくなったりしているのか、どう評価されているのかも気になりますが、そこまでの報告を見つけることはできませんでした。また、この受験費用もどうなっていたの?という疑問も会のLINEで出てきました。
(当該校の保護者や教職員の方がいらっしゃいましたら情報をお寄せください。)
ホームページによると、市はこの「学びの調査」を学力補償の一環として行っているそうです。
これで不足している力などを把握できたとしても、その改善のための時間が先生たちにはないのが現状ではないかと思います。
学力テストでは全体の傾向が見えたとしても、個別の課題を見出すのは難しいのではないかとも思います。
そのテストにかかっている費用が妥当なものであるのか、教育委員会にはしっかりと見極めていただきたいです。
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