相模原なるほど学校クイズ【88】
Q.相模原市の小中学校、何年生の児童生徒の数が一番多いでしょうか?
① 中学校3年生
② 中学校2年生
③中学校1年生
④ 小学校6年生
⑤ 小学校5年生
答えは画像の下にあります。
《答えと解説》
答え:④ 小学校6年生
解説:子どもの数は日本どこでも減少傾向にありますが、相模原市の児童生徒数は、小学校6年生の人数が一番多くなっていて、下学年になるにつれて徐々に減っています。ただ、中学校だけで見ると中学3年生が一番多く、2年1年と少なくなっています。小学6年5413人、中学3年5400人(2024.5.1現在)なので大した差ではなく、とにかく減少傾向であることは確かです。
詳しくは、ニュース48号表面の記事をご覧ください。
さて、現在5年生までが35人学級編成になっており、小学6年生以上の学年は40人学級で編成されています。コロナ休校開けの分散登校などで少人数学級の良さが注目され、国も35人学級へ順次移行を決めたのですが、割を食ったのが現在の6年生以上の子どもたちです。相模原教職員の会では、以前、市教育委員会に「市独自の予算で正規教員を採用し、早く中学3年生まで35人学級にして欲しい」と要望しました。しかし、「将来、児童数が減少するのが分かっているのに、一旦採用したら、過剰になっても雇用は続けなければ。(クビにはできない)それだけのお金が市にはない。」と取り合ってもらえませんでした。
しかし現状はどうでしょうか。小学6年生をピークに児童が減少する中、教員は過剰どころか「不足」「未配置」が市内でも出ています。テレビのニュースで伝えられているのは、どこかの自治体の話ではありません。相模原市の話です!
子どもが減少傾向にあることをうまく利用して、せめて「未配置」が起こらない教員採用をしてほしいものです。
学年ごとの人数を見ると、なだらかながらも少子化が進んでいる傾向を読み取ることができますね。
小中学校の児童生徒・学級数(相模原市ホームページより)
少人数学級を求めると「教員が不足しているからできない」と言われ、教員の増員を求めると「子どもが減るからできない」と言われてしまう矛盾。
「教員は多ければ多いほど子どもにとってはいい」と、素人考えでは思ってしまいます。もし、将来子どもが減ってクラス数が減ったとしても、副担任や支援級の加配を増やしたり、傷病や出産育児での欠員が出たときに即座に対応できるようにしたり、学級にいづらい子どものための別室学習やオンライン授業を担当したり・・・仕事はいくらでもあるのではないのでしょうか。
相模原市議会の9月定例議会では、フリースクールや不登校生徒の学習保証や居場所についての質問が榎本議員や小澤議員からされていました。今は民間に頼っている学校以外で学ぶ子どもたちの学びの保証のためにも、教員の採用数は増やしておいてもいいのではないかと私は思います。
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