相模原なるほど学校クイズ【94】
Q. 9月下旬、相模田名高校が上溝南高校との統廃合が発表され衝撃が走りました。
さて、県全体では神奈川県立高校は2003年~2023年までの20年間で何校削減されたでしょうか。
① 14校 ②23校 ③33校
《答えと解説》
答え:③33校
解説:
<削減が始まってからの神奈川県全域の削減校 166校から134校へ>
削減年 削減数
2003…………4
2004…………9
2005…………1
2008…………6
2009…………5
2016~2019…4
2020~2023…4
計 33校
2000年の削減計画「県立高校改革推進計画」が始まる前、県立高校数は166校。
2025年現在は、134校です。削減とは別にこの間、次の3校が新設されました。引き算と削減校が一致しないのは新設校があるためです。
新設高校: 横浜修悠館、相模向陽館、横浜名朋
<どうなった 相模原市内の県立高校>
市内の県立高校は百校計画終了時で18校でしたが、現在は13校(相模原中等を含む)になっています。(県全体21.8%を上回る27.8%減)
弥栄西と弥栄東が統合され弥栄に。新磯と相武台の統合で相模原清陵ができその後、弥栄に統合されて相模原弥栄に。大沢は総合学科の相模原総合になるも城山に統合されて相模原城山に。相模原工業技術は相模台工業と統合され神奈川総合産業に。以上削減校は5校になっています。今後、相模田名が統廃合されれば削減校は6校になります。なお、相模大野高校は、相模原中等教育学校となりました。
<今後、県全体の削減校はさらに追加-削減計画は次の通り>
現在は、2016年から始められた「県立高校改革実施計画」のⅢ期目が進行中。
5校削減(2024年~2027年)
さらに、9月末に発表された削減計画では、相模田名が上溝南に再編統合されるなど4校削減(2030年から2031年)です。
<「生徒減」という高校削減の理由は教育の充実とは正反対>
高校削減の理由は生徒減。2000年(74,865人)~2028年(62,950人)となるとして15.9%の生徒減と予測しています。しかし、高校数は2000年と比較して前述どおり21.8%もの削減となります。
高校30人学級の実現はおろか、中学校を35人学級で過ごした子どもたちが、あらたに40人学級の高校生活を強いられることになりかねません。また、全日制を希望する子どもたちの期待に応えられないのではとの不安が募ります。少人数学級実現と合わせた高校統廃合反対の世論づくりが緊急に求められると思います。
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