相模原なるほど学校クイズ【11】

学校クイズ、3周目に入ります。先生たち、毎週更新を頑張ってくれています。

相模原市に限らず、全国の学校にも当てはまる内容も多くなっています。たくさんの方に教育現場の問題を知っていただき、より良い環境づくりにつながったらいいな、と思っています。


今回はしろいゆきさんからの出題です。

 Q. 小中学校で学習する教科・領域に含まれないのは、次のうちどれでしょう?

 ①道徳 ②学活 ③情報 ④外国語


答えと解説は写真の下にあります。


《答えと解説》

答え:③情報


《解説》

小中学校では、「情報科」という授業時間はありません。GIGAスクール構想で一人1台のパソコンが配備され、活用がすることが勧められている中、他の教科の時間を充てながら行っています。小学校ではパソコンの扱いを学習する教科は時間割上はないので、算数や理科等の学習内容に「工夫」して取り入れて行っています。中学校では技術の学習内容に含まれていますが。「プログラミング必修」(2020年小学校学習指導要領)といっても、時間確保が難しいのが現状です。

高等学校では、2022年度から「情報科」という教科が学習指導要領に基づきスタートしました。時間確保はされたわけですが、教科の免許を持つ教員が不足していたり、自己負担でパソコンを購入しなければならなかったりなどは、課題なのではないでしょうか。


私が小学生だった約30年前、私が通っていた小学校にパソコン室が設置されました。子どもだったのでよく覚えていないのですが、モデル校だったのではないかと思います。たまたま担任の先生がパソコン担当だったため、モデル授業などもあり、たくさんの見学者がいらしていた記憶があります。

それから長い時が流れて、今は一人1台のタブレットを持つ時代。なのに、授業には取り入れられていないって、言われてみれば不思議ですね。

そしてここでも問題の原因の一つに挙げられる「教員不足」と「時間不足」。さらに先生方には「自己負担」という問題も。

相模原市では相模原市教育センター「GIGAスクールハンドブック」を作成し、GIGAスクール構想を進めています。

このように取り入れるべき各要素は示されているというのに、それを実施するために必要な人材や時間が足りていないという現実にしっかりと目を向けていきたいですね。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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