相模原なるほど学校クイズ【66】

「義務教育は無償」と言われてはいるものの、意外とお金ってかかりますよね。

そんな学校教育費。

今回は、サッカー大好きさんがクイズを作ってくれました。


 Q.小学校で年間約20000円かかる学校教材費(図工の教材費やテスト代等)ですが、神奈川県内で無償化の方針を出した市町村がある?

① ある ② ない


答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:① ある

解説:海老名市では、2024年から教材費を無償化する方針を決めました。給食費と合わせると子ども1人あたり6年間で40万円近い負担になります。それが少しでも軽くなるのはありがたいですよね。

朝日新聞デジタルによると

小中学校の教科書は無償だが、単元末ワークテストや、図工、理科などの教材セット、漢字ドリルなどの教材は有償で、保護者が費用を負担している。負担額は学校や学年によって異なるが、児童生徒1人当たり年に1万~1万9千円程度という。同市では、入学時の費用負担が重い小1と中1に限り、2015年度から教材費を無償化していた。

とあります。

海老名市はやろうとしているのに相模原市にはできないのでしょうか?給食費も無償化になれば家庭の負担は減って子育てがしやすい市になりますね。ただ、学校の教材費の使用の裁量や給食の質は落とさないことが前提です。


海老名市の教育費の保護者負担軽減は今に始まったことではなく、実は以前から実施していたのです。


使用頻度が低い柔道着や彫刻刀は市費で購入し、学校が無償で貸与。制服のポロシャツや運動用Tシャツも、基本的な仕様に沿っていれば自由。

これまでのこのような流れがあったため、県内唯一の教材費無償化が実現できたのではないかと思います。

学校で一括で購入しているものは無償化しやすいですが、上履きや体操着など、個人が必要なタイミングで買っているもの、リコーダーや習字セットなど授業で使うために必ず購入しなければならないもの、ノートや鉛筆などの文房具などを「隠れ教育費」として問題視し、無償化に向けての活動をされている方もいらっしゃいます。

家庭の負担を減らすことで、子どもたちの「学ぶ権利」を守ることにも繋がります。学校の教材費集金の時に、一人ひとりが少し考えてみることで何かが変わるかもしれませんね。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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