相模原なるほど学校クイズ【68】

総務省が実施している家計調査、ご覧になったことありますか?

すごく細かい項目がたくさんあって、ちょっと見てみると意外と面白いのです。

今回は、その家計調査から相模原と教育に関連するものをみぃさんがクイズにしてくれました。



 Q.総務省による、国民の家計調査が毎年行われています。今年も、その結果が発表されました。その中で、相模原市が1位(※)になった項目があります。それは何でしょうか?

※都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり1か月間の収入と支出

① 授業料

② 塾や予備校の費用

③ 交通費


答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:② 塾や予備校の費用

解説:塾や予備校などの費用の年額は、1位は相模原市で7万1851円、2位は福岡市で5万9474円、3位は奈良市で5万8573円です。

最も低かったのは松山市で5240円、次いで北九州市で6796円、盛岡市の6969円となっています。

この結果から、相模原市は家計にゆとりがあり、教育熱心と見ることもできますが、一方で、学校教育に不満や不安があると捉えることもできます。

塾や予備校に頼るのではなく、学校教育が、子どもの学びをしっかりと保障することが必要だと感じます。


年額7万1851円ということは、月に換算すると約6千円。

学年別の統計ではないため、どのように分析すればいいのかは悩ましいのですが、みぃさんがおっしゃっているように「学校教育への不安」からの結果だとすると残念な結果に思えてきます。

そんなに教育にお金をかけている相模原市ですが、全国学力テストの結果は全国平均をわずかに下回っています。ますます、どう分析したらいいのかわからなくなります。


令和5年度全国学力・学習状況調査 -相模原市の結果概要-

データはあくまでも平均。格差がどれほどあるのかを知ることはできません。

収入の差が学力の差に直結することなどがないよう、学校教育の充実を求めていきたいです。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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