相模原なるほど学校クイズ【75】

先週、小学6年生と中学3年生を対象とした、全国学力状況調査、いわゆる全国学力テストが実施されましたが、それと共に相模原市が実施している「学びの調査」に関するクイズをサッカー大好きさんとしろいゆきさんが共作してくれました。


 Q.小学校6年生、中学校3年生で行われる学力状況調査に加え、相模原市独自で行なっている学びの調査が今年から変わった点があります。それは一体なんでしょう?

(複数回答あり)

① テストの解答が全部記号式になる

② 質問紙がタブレットでの入力になる

③ 小学3年生が調査を実施する

④ 外国語のリスニングが入る


答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:② 質問紙がタブレットでの入力になる

   ③ 3年生が調査を実施する

解説:なんと、今年度から小学3年生の子どもたちも、学びの調査を実施することになりました。1ヶ月前は2年生(低学年児)だった子どもたち、果たしてどんな調査(テスト)を受けさせようというのでしょうか。

また、学びの調査でもタブレットで質問紙は解答することになるそうです。学力状況調査の質問紙が今回から自治体の任意ですが、タブレット使用も導入されたことに合わせてのこと。相模原市では、タブレットの使用を学力保障事業として全面に押し出している影響もあると思います。さらに、OECDの学習到達度調査(PISA)がいずれタブレットを活用したものになっていくそうなので、それに合わせて、学力状況調査や学びの調査もタブレットを使用する練習を徐々に行なっているのではないかと思います。

さて、小学3年生でそんなにタブレットを使いこなせるのでしょうか?学力状況ではなく、タブレットの利用や操作の得手不得手が得点化されることになるのでは?一体、何の調査なのでしょう?


学力状況調査や学びの調査を受けた皆さん、お疲れ様でした。

実は中3用のテストを入手できたので、少し解いてみたのですが、数学は見事に撃沈でした。びっくりするほど忘れてますね(笑)


「学びの調査」については、先月もクイズにしたばかりでした。

2020年度には5年生以上が対象だったものが、早くも3年生まで降りてきているそうです。

市議会の会議録(令和5年9月 決算特別委員会こども文教分科会 09月08日)を見てみると、調査対象の拡大は昨年9月には検討されていた様子。

さらに会議録を見てみると、学びの調査により相模原市の子どもは読むことについての課題があるとわかったそうです。そこで、「多層指導モデルMIM」を活用して指導・支援を実施。結果的に支援の必要な子どもが14%減ったとのこと。

なるほど、それはよかった。

と思わなくもありませんが、そもそもなぜ、読むことに課題が生じているの?元々、課題であったことに最近気づいたの?それとも年々悪くなっているの?などの疑問が。

「課題がある」と気づいてから対処するのではなく、課題となる前に対策が取れたらいいのでは?そのために必要なのは、テストではないんじゃないかなぁ・・・と感じました。

相模原の子どもと教育を考える会

教育や子どものことをともに考え、語り、行動していく市民、学生、教員、団体を繋げていく取り組みをしています。 給食問題から少人数学級の実現など様々な問題に取り組んできました。 定期的にニュースも発行しています。

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